ー ヤン・ヤンセン ー
ヤン・ヤンセンの作品はニューヨーク近代美術館など
世界でも著名な美術館でコレクションされている。
彼のつくる独創性のある作品は靴としてだけでなく
芸術品として価値が高い。
雑誌VOGUEは彼に敬意を込めて、
「奇才のシューズデザイナー」と呼んだ。
ヤン・ヤンセンとのコラボ作品は
全く新しい"Geta"として、あなたの足元を魅力的に変える。
ヤン・ヤンセン
シューズデザイナーのヤン・ヤンセンは、オランダ、アムステルダムを拠点に
独創的で流行を生み出す靴を50年にわたり、作りつづけています。
ヤンセンが開発したプラットフォームやヒールスニーカーは、今でも靴のスタンダードになっています。
デザインのインパクトだけではなく、靴の構造を隅々まで熟知しているので、
履き心地も驚くほど良い靴に仕上げられています。
靴作りをするうえで、ヤンセンは売れる靴を作るのではなく、
履いた人がハッピーになるということが、彼の一番大切にしていることです。
Shoe History
多くの農家が木製の靴を履くオランダの文化に刺激され、ヤンセンは1969年にファッショナブルな木製クロッグを作ろうと試みました。その後、ファッションショーで使われたことをきっかけに、ファッションアイテムとなりました。WOODYと名付けられたこの靴は、数年のうちに10万足に成長し、1975年には「ゴールデンクロッグ」を受け取りました。
「バンブーシュー」はヤンセンが1973年にパリで発表したものです。籐の椅子に座っているときに、その椅子が靴のソールにとても似ていることにインスプレーションを受けて作られました。発表後、ニューヨークデイリー・ニュースは”ヤンセンはフランスのレザーフェアーのスター”と評しています。
「ハイヒールスニーカー」は1977年に「ファルコン」というジーンズブランドの為にデザインしたものです。時代のトレンドにマッチしたこの靴は、全米で100万足を売るヒット商品となりました。イタリアのシューズマガジン「Foto-Shoe」によると、この靴はニューヨークのシューズショーで最も販売された靴だったそうです。
ヤンセンは1989年に非常に厚い底のプラットフォームソールを発表し、その後、世界的に大流行しました。現在でも靴のスタンダードなデザインとなっているこのプラットフォームソールは、ヤンセンを代表するデザインの一つです。
靴の歴史上画期的である浮いたヒールを発表。独創的で斬新な靴を発表するヤンセンは、トレンドセッター(流行の仕掛け人)として注目されます。1984年にアムステルダム市から商業デザイン賞を、1989年にはアムステルダム美術評議会から権威あるファッション賞を授与されました。
巨匠となりながらも豊かな想像力を持つヤンセンは、現在に至るまで、次々と斬新なデザインを発表していきます。彼が作り上げた靴は、人間工学的品質を保ちながら実際に履くことができる美術品であり、これからもずっと私たちを楽しませてくれることでしょう。
Encounter with Jan Jansen
2016年春、NOSAKAがオランダの靴メーカーと共同開発した
"ストレッチウォーカー・エキセンシブル"がヨーロッパ靴業界の
名誉ある賞「The Golden Shoe 2015」を受賞しました。
その際、審査員の一人であるヤン・ヤンセンとお話する機会をいただき、
授賞式翌日アトリエにご招待いただきました。
「自身のデザインした靴を履いた女性が皆幸せになるように」という彼の靴に対する考え方に、
「履く人に喜んでもらいたい」というNOSAKAの考えと同じものを感じ、
互いの思いをのせたコラボレーションが、実現しました。
一歩を踏み出した瞬間から世界が輝いて見える。
この靴は履く人の気持ちを変える靴です。
甲ベルトにより、しっかりと足をサポートするクロッグタイプです。
まるでいろいろな「HAPPY」を
つなぎ合わせたかのようなデザインです。
太いハンドステッチを使ったディティールは
ヤン・ヤンセンならではの
遊び心を感じさせてくれます。
踵のベルトが取り外しできる、
便利な2WAYタイプのクロッグです。
オランダの巨匠、レンブラントや
ゴッホにインスパイアされた
エレガントなラインが魅力的です。
甲ベルトとV字に入れたカッティングにより、
足あたりの良い履き心地を実現しました。
履き心地とデザインの両立を追求する
ヤン・ヤンセンらしい1足です。
「楽しい」を体感できる靴、
そして「自分らしさ」を表現できる靴です。
2本のベルト使いで、包み込むような
フィット感を感じさせるだけでなく、
バックスタイルもスタイリッシュに魅せてくれます。
マジックテープで着脱できる、
機能的にも考えられたデザインです。